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住宅をどの様に選ぶか?(Part2)

2025.02.17

住宅をどの様に選ぶか?(Part2)

お世話になります

元ハウスメーカー営業マンのスタッフMです

先日、ブログにアップさせて頂いた「住宅をどの様に選ぶか?」について
続きを書かせて頂きます
個人的な考えも含まれるので、ご容赦ください。

現在、ほとんどの住宅は性能が上がっており、
しっかり建築されていれば基本的な耐久性などには問題は少ないと個人的には考えています
「しっかり建てられる」というのは「図面に沿って、きちんと施工されている」という意味で
特に「腕の良い職人の手による」という事ではありませんのでご安心ください


ここはお客様サイドでチェック出来る部分では無いので、
信頼できる施工を行っている会社の物件を購入するなり、注文するなりが大切になります
建物は「現場が全て」と言っても良い位だと思っています
私共も様々な経験を経て、現場の良い工務店さんにご依頼しています
またその様な観点から弊社ではなるべく施工現場に顔を出して、チェックを行う様にしています
大工さんも「こいつはよく現場に来るな・・」「なんかうるさいな・・」と思う位がちょうど良く
その内、信頼関係が出来てきて「〇〇さんの現場だからしっかりやらないとうるさいからな~」と
言われる位が設計者と施工者で考えると、良い関係だと考えています

その様な観点では
地域密着で長く営んでいて、周辺で評判の良い会社さんは「選択の一つの目安」になると思います
お客様としては昨今、ネットの口コミなどを多くご参考にされる場合が多いと思いますが、
建築においてどの会社さんもクレームが一つも無いなどはあり得ないので、悪いことも書いてあります
極端に神経質になる事はありませんので「割と良い評判が多いな・・」くらいで良いと思いますので
ぜひ一度、ググってみてください

さて
「しっかり建てられる」「図面に沿ってきちんと施工されている」・・という前提とすると
「性能は関係ないの?」「工法は関係ないの?」となりますが、
私個人が次に見るのは「断熱性能・気密性能」です
お客様をお手伝いする時、私はこの点を重要視しています
実際に私が経験したことを書くと
「新築戸建に引っ越したんだけど今の方が寒いんだよね~」という事をよくお聞きしました
特に賃貸マンションから新築一戸建に引っ越したお客様に多い声です
これは「住んでいた所より断熱性能・気密性能が良くない時」に起きる声です
構造的な特性、断熱性能、気密性能、間取り、広さ、空調等々の差によって感じ方は様々ですが
マンションは比較的、気密性や断熱性能が良い事が多いので、その様な事が起きます。


その様な意味で現在、弊社ではなるべく気密・断熱の高い性能のお住まい造りになる様、
気密断熱の高い住宅をお勧めしています
気密性能・断熱性能の肝となる部分は施工すれば隠れてしまったり、見えない部分ではありますが、
確実にお客様を快適にすることが出来るからです
なにか目に見える設備や装飾を我慢してでも行う価値があると考えています

多くの方々が建てたお住まい、購入したお住まいで長きに渡り過ごされると思います
その日々の中で快適に感じることが出来ますし、光熱費などを抑える事も出来ます
結果、環境負荷も少なくります
また寒暖差の少ない室内は昨今も話題になった「ヒートショック*」の低減にも繋がります
この「ヒートショック」は日本国内で年間の交通事故で亡くなる方の
約2倍の人数の方が亡くなっています
欧州では住宅の断熱性能を〇℃~〇℃の間に収まること・・などの法律を定めている国もある位、
重要な捉え方をしています
その様な観点から私共ではお客様に断熱性能、気密性能の高いお住まい造りに
ご予算を割いて頂く様にお勧めします


※ヒートショックとは 気温の変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こること





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