OUR WORKS - 事例集 -

当社が手がけたデザイン・施工事例をお届けします。

三浦市 ねもと長嶋米酒店様邸 ー 新築 -

高気密高断熱住宅​
おこもり部屋のある住まい

店舗併用住宅の2階部分をリフォームする計画もありましたが、​打ち合わせをすすめるうちに耐震性や断熱性を考慮した、今の生活スタイルにあった使いやすい間取りに​したいとのご希望から新築することになりました。​
外観は2階が住宅だと意識されないように玄関扉位置を工夫し、2階の住宅部分は仕事という意識から離れて​心からくつろげるように広いリビング空間を確保しております。​
おこもり部屋を設けて、お気に入りのものにつつまれた一人の時間を大切にして頂くことで、リビングに集まったときに夫婦が笑顔で笑いあえる暮らしを提案しています。​
一人でいること、家族でいること、どちらも大切にしたN様の住まいです。
きれいな空気環境に配慮し、室内全般の換気をを常時計画的に行うシステムを設置しています。​
更に除湿ユニットをつけ、湿気を除いてから室内の外気を取り込むことでサラっとした空気に。​

場 所
三浦市南下浦町上宮田
総費用
工 事
新築
建 物
木造2階建

外観は店舗を重視して、2階住居部分のバルコニーに細い横格子を設置。
洗濯物を干しても外部から見えにくいよう配慮しています。
住居部の玄関扉は自販機の裏側にあり、店舗のお客様に生活感を感じさせない造りとしました。
駐車場の植栽はレモンの木を植えて。収穫したレモンの実でレモンサワーを作る予定です。
また、テキーラマイスターであるご主人にちなんでテキーラの原料となるアガベも植えています。
塩害のある地域柄、窯業系サイディングとしましたが、黒い外観と片流れの屋根が印象的です。

天井のウッドパネルがアクセント。
木と墨色 白いタイルがおしゃれなカフェ風の店内。

低めに設置された棚は奥まで店舗を見渡すことができ、開放的な雰囲気。
棚はキャスター付きで試飲会やパーティ時には移動できるシステムです。
酒や米だけでなく、ご主人が目利きした調味料や奥様が仕入れてきた籠製の鞄なども

こだわりの階段下シンク。

住居部の階段下を利用したシンクスペース。
コップを洗うのに便利なクーズネックの水栓と洗剤などを置けるニッチをつけています。
混合水栓とシンクはKOHLER製。
エンジニアリングストーンとエポキシ樹脂で構成されたシンクは耐久性と耐汚染性に優れ美しい色とデザインです。

語り継がれる家。

店舗の事務室となるこの部屋のテーマは語り継がれる家。
実は新築前のお住まいで使っていた柱や欄間、和室の敷目天井を再利用しています。天井材は工務店にお願いして解体時に綺麗にはがして貰いました。​
欄間は背面が壁になるため、少し浮かして設置し、中に間接照明を入れています。
柱は棚の受け材として、引き戸の入り口近くに設置しています。
家には「ものがたり」があります。
この「欄間はね・・・」と懐かしそうにお話するお施主様のご両親。
「ものがたり」は新しい世代に語り継がれていくのです。

ピアノコーナーになる階段ホール。

小壁に設けた3つのオープン棚は、四方にモールディングを設置しています。
手前側にはピアノを置く予定。
リビング扉をあえてつけていないので、開放的でとても広く感じる設計となって
います。
家全体が断熱材ですっぽりと包まれた外断熱工法の家は気密性が高く、暖かい空気を
逃さないため、気持ちの良い住まい心地。
廊下に出ると寒い。寒いからトイレにも行きたくない・・・。
そんな温度差のある住まいから解き放たれた「温度のバリアフリー」を実現した
住まいです。

リビングが見渡せるキッチン。
白いモザイクタイルのキッチンカウンターとFLOSのペンダントライトがアクセント。

2階の対面キッチン。
食器棚上部には2段の棚を設け、お気に入りの飾り物やお洒落なキッチングッズが
並びます。
薄いブルーグレーの建具と白系のキッチンが優しい雰囲気をかもし出しています。
天井まである建具は部屋を広く見せます。
ペニンシュラ型のキッチンのレンジフードは同時給排タイプ。
朝食はキッチン前のカウンターで。
夕食は1階のファミリールームでとるため、ダイニングテーブルはあえて置かず
リビングを広く確保しました。
高性能樹脂サッシの大きな掃き出し窓には、天井から下げた優しい色合いのカーテンを下げて、全体の優しい雰囲気をウォルナットのフローリングで締めています。

リビングは広く。
その空間からそれぞれのおこもり部屋の扉につながる。

W2600の大型高性能樹脂サッシから入る光が明るいリビング。
笑顔のたえない暮らしがそこにあります。
ネイビー色の引き戸はご主人の書斎に通じていて、ブルーグレーの片開き扉の先は
奥様のおこもり部屋となっています。
主寝室へリビングから出入りして無駄な廊下はつくらず、リビングを起点とした
住まいになっています。
奥様のおこもり部屋の上部には、ドアとの色を揃えたブルーグレーの小窓があり、
アンティークガラスをはめ込んでいます。

私だってこもりたい。一人になりたい時もある。
自分だけのお気に入りの空間。おこもり部屋。

キッチンから続くおこもり部屋は奥様のプライベート空間。​
レトロ感のあるニギリ玉取手がついたブルーグレーの扉を開けると、そこには小さいながらも明るく優しい空間が広がります。​
壁一面の本棚。
机と椅子を置いて、誰にも気を遣わず本を読む。
​そんな時間ってとても大切。​
落ち着ける自分だけの部屋で心をリセット。
そうすることで家族といるときに笑顔でいられる。
​床はヘリンボーン風のフローリング貼。ウォールシェルフの棚受けのアイアンは
キッチンと色違いのものを採用しています。
薄いグレーの壁紙は食器棚上部の棚と天井で揃えて一体感のある雰囲気に。

書斎があると日々の疲れが癒される。
ご主人のためのDEN。

ご主人の書斎は高窓がついていて明るい光がさしこみます。
3帖のこの部屋は、自分の時間を楽しむ。
壁にはお気に入りの帽子を飾り、ご主人のために
天井と壁の一部はネイビーの壁紙として建具の色とあわせています。
カリモクの椅子とお洒落なペンダントはご主人が吟味して選んだもの。

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